日本はもちろんのこと世界の先進国の間で社会問題となっている高齢化と連動した認知症患者の拡大。しかし近年対処療法しかなかった認知症の治療に新しい療法が発見され、世界的な学術誌で発表されました。
<世界が注目!ガンマ波で認知症改善効果>
米国・マサチューセッツ工科大学の研究チームによる実験で、40Hz周期の変調音(1秒間に40回鳴る音/ガンマ波)を聞くことによって、脳内(聴覚野と記憶の司令塔といわれる海馬)にガンマ波が発生し、アルツハイマー型認知症の原因である蓄積したアミロイドβタンパク質が減少すること、そして認知機能障害改善が確認できました。さらに脳内のごみを除去するグリア細胞の数が上昇し、血管変化(新生)が改善。物や場所についての記憶障害の改善がみられました。
ある一定の周波数が人間の脳に影響を与えることは広く知られていて、特徴的な周波数の脳波と精神機能として、アルファ波(8-13Hz)リラックス、ベータ波(14-30Hz)軽度の興奮、シータ波(4-7Hz)深い瞑想、デルタ波(1-3Hz)深い睡眠、そしてガンマ波(26-70Hz)感覚情報の処理(認知)など、音による様々な脳への影響・効能は、研究する人々の努力によって日々解明が進んでいます。
またアルツハイマー病治療薬として、米国FDAよりフル承認を取得した「LEQEMBI」(レカネマブ)も対症療法ではない病気の原因物質(アミロイドβタンパク質)の除去をする画期的な新薬です。日本でも承認され近い将来日本の医療界に画期的な成果をもたらすことでしょう!
ちなみにこれらガンマ波の効果は、認知症初期の方々にとってより効果的で、まだ認知症になっていない人に対しては予防効果もあるので、積極的に日常生活に取り入れていくことをお勧めします。
国が認知症施策推進を掲げたり、認知症で苦しまれている方々にとって嬉しいニュースが続きました。こうした有益な情報を無駄にしないよう実践&活用していきましょう!
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